厳しい冬の寒さですが、皆さまお元気にお過ごしでしょうか。
冬になると、気温や湿度の低下によって、インフルエンザやノロウイルスなど、様々な感染症が流行します。このような感染症の予防のために、今回は【手洗い】について見直してみましょう。
洗い残し
しっかり手洗いをしたと思っていても、【指先、爪の隙間、指の間、手の甲、しわ】といった箇所に洗い残しがよくあります。お子さんが手全体に絵の具や泥を付けた時を思い浮かべてください。手洗いした際に 汚れが残りやすい箇所は、特に洗い残しが多いので要注意です。小さいお子さんでは、大人が手を包んで一緒に手洗いすることをお勧めします。
正しい手洗いの方法
しっかりと手を清潔にするための手洗い方法をご紹介します。40-60秒ほどを目安として手洗いを行い、手洗い後はしっかり水分を拭き取ることにも気を付けましょう。
アルコール消毒での注意点
アルコールジェルも手指衛生の手段の1つとして、紹介されています。流水での手洗いが出来ない環境でも手を清潔に保つことができ、とても便利な方法ですが、ノロウイルスはアルコールに強いウイルスと言われています。そのため、アルコールジェルを使用した場合もウイルスは残ってしまいますので、周囲に感染者がいる場合などはしっかりと流水で石鹸を使用して、手洗いをしましょう。
エコチル調査 大阪ユニットセンター
谷川 果菜美
参考
WHO: http://www.who.int/gpsc/5may/tools/training_education/en/