妊婦の尿中バイオマーカーと血圧値の変化及び子どもの食嗜好に関するコホート調査
1.研究の対象
エコチル調査大阪ユニットセンター参加者のうち、2011年11月~2014年5月に残余尿を利用した追加調査に同意いただいた方
2.研究目的・方法
本研究では、妊娠初期及び中期の随時尿(凍結保存)を利用し、血圧関連の栄養素として尿中マグネシウム及びカルシウムと内皮機能障害のマーカーである微量アルブミンを測定します。そして、尿中バイオマーカーと妊娠初期、中期、後期、出産後1か月の血圧値及びその変化との関連を分析します。また、母親の尿中バイオマーカーと生まれた子どもの4.5歳時点の食嗜好、食習慣との関連について分析し、母体の栄養摂取が子どもの食習慣の形成に及ぼす影響を検討します。
3.研究に用いる試料・情報の種類
試料:妊娠初期及び中後期の尿(凍結保存)
資料:年齢、血圧値、健康状態(体格、妊娠合併症、高血圧や糖尿病の既往歴等)、食事調査(食嗜好等)、ID等
これらは全てエコチル調査で得られた情報を使用しますので、追加的な調査や負担は発生しません。収集されたデータは氏名など個人が特定できないように匿名化された状態で新たな ID等を付与し、厳重な個人情報管理のもとに保菅されます。
4.お問い合わせ先
本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて参加者もしくはその代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも参加者様に不利益が生じることはありません。
照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先
大阪大学大学院 医学系研究科 公衆衛生学教室
子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)
大阪ユニットセンター事務局 特任准教授 池原賢代
電話:06-6105-5707 Email:info_ecochil@pbhel.med.osaka-u.ac.jp
研究責任者
大阪大学大学院医学系研究科社会医学講座公衆衛生学 磯博康