10月12日(金)、岸和田市立浪切ホールで「エコチル調査 おおさかユニット講演会2018」を開催しました。
大阪大学大学院医学系研究科公衆衛生学 磯博康教授、大阪大学大学院産婦人科学 木村正教授より開会の辞の後、前半は、まず、エコチル調査報告として、大阪ユニットセンター特任研究員 崔美善より2.5歳~6歳時の質問票調査について、大阪の参加者の結果のまとめを報告しました。続いて、エコチル調査コアセンター 山崎新先生から、公表されつつあるエコチル調査のデータを正しく読み解くための、疫学的なポイントについて、お話いただきました。
後半は、山梨大学大学院総合研究部 相原正男教授をお招きしての講演「子どもの社会性をはぐくむ~子どもの育ちと社会脳の発達~」でした。成長過程における感情の分化・階層化や、前頭葉の働きなどを認知神経科学的にわかりやすく解説いただき、社会脳が育まれるためには、他者との関わりが大切であることなど貴重なお話を伺うことができました。
大阪母子医療センター母子保健調査室 植田紀美子室長のご挨拶をもって閉会となりました。
お集まりいただきましたエコチル調査参加者や一般の方々、協力医療機関・自治体の関係者など、60名の皆様、どうもありがとうございました。
エコチル調査大阪ユニットセンター 小児科医
野崎 史子